どうもこんにちは、フォレスダです。今回は樹皮剥ぎについて紹介していきたいと思います!
はじめに
みなさんは樹皮剥ぎと聞いて何を思い浮かべますか? ニホンジカ、ツキノワグマ、ヒグマ…植物の樹皮を剥ぐ行動をする動物はたくさんいます。そして、それぞれの動物が樹皮を剥ぐ理由は異なっているのです。今回は主に関東で見られる樹皮剥ぎ痕跡について紹介していきます。
こんな人におすすめ
1.野生動物を勉強していて痕跡を覚えたい人
2.樹皮剥ぎの被害に苦しんでいる林業・農業従事者の方
樹皮剥ぎを説明していきます
ニホンジカ
ニホンジカが樹皮を剥ぐ理由は「樹皮を食べるため」です。シカは草食の生き物なので、植物由来のものを中心に食べます。シカには好き嫌いがあり、好きな植物を嗜好性植物、嫌いな植物を不嗜好性植物と呼びます。→どこかの記事で説明したいと思います〜
では実際にシカが木を剥いだ跡をみてみましょう!それが、こちらになります
上の写真がニホンジカによる樹皮剥ぎです!この木はリョウブというシカが好きな植物なので、このように大胆に食べてしまうのです。以上のことをまとめると、
ニホンジカは樹皮を剥いでそのまま食べる
ツキノワグマ
次はツキノワグマです!あれ?ツキノワグマってなんだっけ?って人はこの記事をチェック(作成中)。この動物も樹皮を剥ぐんですよね。その目的は、木の内側にある樹液を舐めるためです。特に針葉樹の樹液は甘くて美味しいらしいです。そのため、樹皮には特徴的な痕跡が残ります。それがこちら..!
これがクマによる樹皮剥ぎです。少し古いものなので分かりにくいですが、よく見ると歯の痕が木に残っています。また、シカと異なり樹皮が木の周囲にベロンと残っているのが目立ちます。これは、クマが内部の樹液のために、外側の皮を剥いで内側の木をかじったからなんですね~ まとめると、
ツキノワグマは樹皮を剥いで樹液を舐める
最後に….
みなさんいかがでしたか?樹皮剥ぎと言っても動物によって目的が異なることを理解していただけたかと思います。山で樹皮剥ぎを見つけたら、ぜひどちらの動物なのかを同定してみてください〜 以上、フォレスダがお伝えしました!
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